最近話題の本「年収200万円で豊かに暮らす」
先の記事でも書いたが、人生の豊かさは人によって異なる。筆者は、タイトルの本は読んでいないが、別の書籍「年収100万円の豊かな節約生活術」を読んだことがある。これを踏まえて、最近話題の本についての個人的な私見を書いてみた。
本の内容について
こういった本は、お金の幸せより時間が欲しい人が読者対象で、趣味やチャレンジしてみたい事が多くある人、やりたいことがあって一人で楽しめる人向けだと思う。お金はないけど自由な時間があり、その時間を好きなことに費やせるので豊かな人生です。という内容ではないか。筆者も、お金より時間派の人間で、本の内容について、大いに理解できる。
ただ一方で、サンプルの家計状況に無理があるとか、実現不可能な貯金をしている等の意見を多く見た。資産持ちの低収入のような人の生活であろうということで、参考にならないらしい。なので、参考になるかはわからないが、自身の生活基盤形成の方法と家計簿を、サンプルとして載せてみる。
年120万円の生活
現在の生活は、約10万円/月(120万円/年)となっている。まずは生活基盤の形成について、早期退職までの状況と準備したことは以下の通り。
■状況(25歳~34歳)
- 住居:実家住まい(25歳~31歳)、一人暮らし(31歳~34歳)
→ 一人暮らしの住居費は、社宅の為2万円/月
- 年収:約300万円(25歳~30歳)、約500万円(30歳~34歳)
- 貯金:約8,5万円/月(7万円の定期預金+1,5万円の積立投資信託)
給与口座からの自動引き落としで定期貯金をしつつ、ネット銀行の口座を開設して投資信託を行っていた。その他、個人年金やドル建て保険に加入して、節税をしつつ貯金代わりとしている。残りの生活費は、仕事の昼食代1万~1,5万円や飲み代、奨学金の支払い等。毎月カツカツではあったが、毎月必要な分は固定費とし、毎月の生活のルーティンとすれば、あとは慣れの問題だった。
■状況(30歳)
- 家購入(田舎の中古戸建):購入金額500万円、頭金100万円、住宅ローン1,2万円/月
- 居住環境整備:家具・家電等を少しづつ購入(合計で約50万円程)
住宅を購入。基本的に給料の範囲で家具・家電を購入し、大きな出費の時は貯金を切り崩すこともあった。週1回または週2回の頻度で使う別荘のような状態。
■状況(34歳~)※早期退職生活開始
- 住居:購入した家に引っ越し、居住
- 貯金:約900万円(種々の金融資産含む)
生活費内訳
日々の生活費は概ね上図の通りで、月により多少の変動はあるが、ある程度は貯金でカバーできる。減った分ほどではないが、投資信託の運用益や株式の配当でマイナス分をカバーしつつ、貯金を減らさないようにしている。必要あれば数万円程度ならアルバイト等で補填できると考えている。
同じような生活を人に勧めても、なかなか受け入れられるものではないことは理解している。ここまでの生活をするなら、働いてある程度資金に余裕のある状態で生活したいと思う人が大半だろう。
日々の生活行動
好きな時に好きなことをしているが、少しだけ自分を律して、勉強やブログ記事投稿を続けている。
年収200万円の生活
年収200万円の生活は実現可能だが、多くの人は満足できない生活水準であることは明白だ。ただ、今回取り上げた書籍を読むことで、何かライフハック等の役立つ情報があるかもしれないし、生活の仕方や生活費について気づきを得られるかもしれないので、自身の生活を振り返る機会にすればよいのではないか。
色々批判が多いようなので、お金を出してまで読むかは、要検討だが。。
最近のコメント